[実務能力]が問われるコンテスト。

2007年の特許検索競技大会に参加して、

「この大会は、本当に実務能力が問われる、良い問題が出されているな」

感じました。

具体的には、

単純にキーワードだけ、またはズバリの分類をひとつだけ、で検索していては、求められる答えにたどり着くのが難しく、

多角的に検索式を構築する能力が求められること。

また、回答という名前の「報告書」の完成が求められること。

この2点が、検索実務そのものだと感じました。

今の時点では昨年の出題を4時間で解くのが難しい、と感じられている方もいらっしゃるかもしれませんが、
大会に出る、出ないにかかわらず、この程度の検索テーマが時間内にクリアできるようになれば、実務能力も向上し、かなり色々な検索テーマに対応できる力もつくのではないかと思います。

これまで各種セミナー等で、2007年大会の回答戦略・戦術などをお話しした事はあるのですが、

2007年大会そのものが「関西特許情報センターの50周年行事」でしたので、1回きりの大会なのかなと思って、期間限定のつもりでお話ししてきました。

が、今年2008年も大会が開催されるとの事。しかも、東京・大阪の2会場で、募集定員も2007年の約2倍と、盛大な大会になるようです。そこで「もしかしたら、昨年大会の資料を参考にしてくださる方もいらっしゃるのかも。」と思い、資料の編集・公開に踏み切りました。

また、少し厳しい言い方になりますが、

普段からスピーディに検索ができていないのに、大会当日だけ「4時間で回答しよう」というのは、かなり無理があると思うのです。

何事にも言える事ですが、やはり日ごろの取り組みというのは大事です。

そこで資料後半には『4時間で回答・日常の心がけ』という資料を、追加させて頂きました。

そしてもうひとつ、

このレポートは「大会に出るような腕に覚えのあるサーチャー」だけではなくて、「現在子育て中」の同世代とか、もっと若い、20代、30代のサーチャーにも読んでもらえたらいいな、と思って書きました。

自分は最初の出産から10年近くの間、ほぼ残業なしで仕事を続けていたけれど、

そう世間で言われるほどには肩身の狭い思いもせずに(笑)会社生活を送らせてもらうことができたのは、サーチャーという仕事についていたからだと思います。

また今は、子供たちの通う小学校の目と鼻の先で開業していて。弊社スタッフにも、同じ学校のお母さんが何人かいます。

「サーチャーの仕事は個人で進める部分が多いから、他の職種よりは育児との両立もしやすいし、やり方次第では育児中でもちゃんと成果を出していける。職業としての知名度はまだまだ低いけど、ほんとは子育て世代に、もっと人気が出てもいい職種なのに。」って、思っているのです。

このレポートが、若いサーチャーの皆さんの「仕事のやり方」の参考に、少しでも役立ってくれる事も、祈っています。

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